こんにちは。Best FX School塾長のミスターキャッシュマンです。
今でこそ私は、FXで数億の資産を築き上げ、Best FX Schoolの講師を務めながら、自由気ままに好きな時に温泉旅行したり、豊かな暮らしをしながらFXだけで稼ぎ続けることができるようになりましたが、ここに行き着くまでには、人並み以上の大変な苦労がありました。
私は1978年に東京都江東区で生まれ、そこそこの私立高校、そこそこの私立大学を出て、東証一部上場・旧○菱系のMという商社に就職し、約10年間サラリーマン生活をしていました。そう、気楽な一人暮らしを謳歌していたのです。
しかし2008年の在職中に、塾の経営をしていた両親が業績悪化のために多大な借り入れをし、(その数年前からカードのキャッシングをするほど窮迫しはじめていたようです。)私はその連帯保証人になってしまいました。
何の疑問も持たずに、軽い気持ちで。
翌2009年には、連帯保証人だけでは足りないというので、会社の財形貯蓄を全額崩したり、私個人名義でカードローンを借りたりして家業の穴埋めをするようになっていき、あっという間に私まで多重債務者になってしまいました。
すごい勢いで雪だるまが大きくなっていったような感じです。
そして2010年暮れ、私名義のカードローンの残高が800万円を超し、連帯保証債務が2,000万円を超えた頃、さすがにこのままではとても返しきれないぞと悟った私は、ちょうど勤務先でも大きな説目があったこともあり、思い切ってサラリーマン生活をやめて家業を継ぐことを密かに決意しました。
会社には「親が病気になって跡を継がなければならなくなった」と嘘をつき、1996年5月、自己都合で退職しました。
そう、ただただ、塾経営で「稼いで返す」ことしか頭になかったのです。
私は当時、サラリーマンにとしてはそれなりに自信を持っていました。20代後半の若造でしたが、一担当者として数十億円規模の取引先をいくつか任され、出張のためヨーロッパや東南アジア各国を頻繁に飛び回り、年商100億規模の取引先の経営再建計画に多少関わったこともありましたので、「俺が家業を継げば、あっという間に借金なんて返せるさ。任せておけ!」と言って親を安心させ、自分でもそう信じていました。
そして家業を継いで塾の講師を務めることになりました。
塾では生徒たちを次々と希望校へ進学させていたので、生徒たちや他の講師の間ではかなり評判になっていました。
しかし、周りの人たちからの評判がいくら良くても、現実はかなり厳しいものでした。
800万円もの借金もあったので塾経営の収入だけでは厳しく、満足に借金返済できるほどには至らず、毎月、いや毎日資金繰りに追われていました。そしてどうにか生活費の足しにしたいと思い、副業でFXをはじめました。
しかし、そのFXでもどんどんお金を失ったのです。
毎月の生活費はギリギリで贅沢とは無縁の生活だったので、最後は節約できるところは食費くらいしかなく、家族で1食200円までに抑えるという生活をしていました。
借金を完済し、豊かに暮らすためにFXをはじめたのに、理想と現実のギャップに悩んでいました。
そんなある日、父親が癌になってしまったのです。
かなり進行している状態で、特別な治療をする必要があり余命宣告までされてしまいました。
母は父に付きっきりで看病していたので、私は家族全員の生活費と父の治療費をまかなう必要もでてきました。
しかし、自分一人分でさえ十分なお金がなく、生活費だけでギリギリの状態では、高額な治療費はもちろん家族全員の生活費をまかなうことはできませんでした。
その時、自分の非力さと情けなさ、申し訳ない気持ちでいっぱいになり、癌で弱っている父の前で涙を流しながら謝りました。
こんな時お金さえあれば、家族を救えたのにと思うと、心の底から悔しくてたまらなくなりました。
そして、「俺は絶対に変わってやる。」と固く決意をしたのです。
親の死に目に合ってから、私は死ぬ気になって本気で頑張りました。塾の仕事から帰宅してから一睡もせずに朝方までFXの研究をしていたこともあります。
ですが当初はその他大勢の人たちと同じように、少しでも期待値の高くなる方法を模索していました。それは、過去のチャートでの検証を何度も繰り返しては、その中で気付いたことを元に自分の手法をブラッシュアップしていくというやり方です。
また、相場観を身に付ける努力をしたり、様々なチャートのパターンを覚えることによって、少しでも平均獲得成績を底上げしようと考えていました。
これは、言ってみれば「レベルアップを図る」という考え方であり、たしかに頑張れば、例えば月平均200pips獲得出来るものが、250pipsくらいにはなるかもしれません。
でも、投資の世界において、この考え方は決して褒められたものではないことに気が付きました。投資をする目的は例外無く「お金を稼ぐこと」なのですから、お金を稼ぐ方向での努力をしなければなりません。
以前の私は、過去のチャートを何度も何度も繰り返し検証し、少しでも平均獲得成績が高くなる方法を探るために日々悪戦苦闘していました。
そう、間違ったベクトルでの努力をしていたんです。
でも、毎日徹夜しながら死ぬほど努力した結果、ようやく悟ったのが“限界”という言葉でした。
それまではいろんな視点で物事を見て数十通りのシミュレーションをしてきました。少しでも気になることがあれば検証しなければ気が済まないタチなので、 それはもう膨大な時間を費やしたのです。
過去のチャートを一日一日全てプリントアウトしてノートに貼り付け、そこに思いついたことをびっしりメモ書きしたりして大学ノートは何冊も書き潰しました。
そして思いついては検証、また何か気が付いては検証の毎日を繰り返し、歓喜と挫折を何度も味わった末に“限界”を感じた時、ふと思ったのです。
「今の自分の視点でいくら周囲を見回しても、結局は見える景色はそう変わらない。・・・じゃあ、新しい景色を見るにはどうすればいい?」
そう考えた時に、「違う景色を見るためには、この場所から離れないといけないんじゃないか?」という思いがふっと浮かんできたのです。
これは言ってみれば、「視点ではなく、視座を変えてみる」という感覚に近いと思います。
そして、今まで死ぬほど努力してきた考え方を捨て、まったく別の考え方で資産を積み上げる方法がないかを考え始めました。
その結果、完成したのが今の方法です。
「自分がトレーディングをする目的は、チャートを予測する力を磨くことではない。お金を稼ぐことなんだ。」そんな簡単なことに気付くまでに、ずいぶんと遠回りをしたものです。
でも、死ぬほど足掻いて行き止まり寸前まで突き進んだからこそ、別の道があることに気付くことが出来たのだと自分では思っています。その努力を繰り返していた結果として、稼ぎ続けられるトレード手法にたどり着くことに成功したのです。
その手法にたどり着いてからわずか5年の間に、借金を全て完済し、なんと資産が1億円にまで膨れ上がったのです。
原資30万円でFXを始めた2004年〜2005年の収支は、300,000円 → 539,590円 → 925,350円 → 2,476,998円となりました。
FX投資という特性からすれば、資産の増加スピードは決して速いとは言えないと自覚しています。
ですが作業に要する時間も一日5分も要しないので、この程度で十分満足していました。
これよりも収支を良くしようと思えばやり方はいくらでもありますが、センスを磨かなければならず、いばらの道です。
「もっと良い方法があるかもしれない」という誘惑に頭が支配されてしまえば、底なし沼に足を突っ込むことになり、いつまで経っても浮上することが出来ません。
そんな答えの無いことを考える時間があるなら、本業で頑張ってお金を貯めて、投資の原資に充てる方がよほど効率的だと感じていました。
「考える暇があるなら、一歩でも前へ進め」
不幸にも誤った選択をしてしまった10年後の未来の自分は、後悔の念に苛まれながら、過去の自分にそう言うに違いない・・・。だったら今、その言葉に素直に従えばいいと思います。
そして2006年〜2007年に資産は順調に育ってきました。
この2年間はは良い流れが来てくれたおかげで、資金を一気に増やす結果となりました。
こういう年というのは何年かに一度訪れるものであり、逆にほとんど資産が増えない年も何年かに一度訪れるものだと自覚し、自分の信じた投資手法を淡々とこなしていこうと改めて自覚しました。
そしてそういった自然の流れに逆らうのではなく、身を任せた上で「今年は豊作だったなあ」とか、「いやー、今年は実り少ない年だった」などと楽しむことが出来れば、達人の域になるのだなぁと感じていました。
そして2008年は、世界の経済界に激震が走った年でもあります。そう、リーマンショックが起こった年です。
2008年9月15日、この日を境にして続発的に世界的金融危機が発生し、相場のボラティリティは極めて高くなりました。
この事件以降の乱降下する相場を前に、世のトレーダー達が日々翻弄されたであろうことは容易に想像がつきました。
そんなアタフタしている人たちを尻目に見つつ、決められたルール通りに淡々と作業をこなしていくことが最強の必勝法、己の手法を信じて淡々と取引を続けていました。
そもそも、いくら相場が予想しない動きをしようが、その動きには“上がる”か“下がる”かしかありません。
それ以上の変化などあるわけではないのに、人間の方が勝手に右往左往して自滅するのが世の常です。
ましてやデイトレーダーにとって、“相場は動いてナンボ”。
そういう流れの時に大きく収支を伸ばすことが出来る手法こそが、“本物”だと言えるのです。
もちろん、Best FX Schoolの手法も、そういったボラティリティの高い相場は大好物であり、2008年度は大きく資産を増やす結果となりました。
そして思い思い自身の負債を全て完済し、資産も1億円築くことに成功しました。
そして現在に至ります。
それまでの出来事を2009年1月に初めてホームページを作成し、軽い気持ちで自分の借金地獄完済日記を書き綴ったのですが、当時は本名を晒すことに強い抵抗があったので、適当なペンネームをつけました。それがキャッシュマンです。
お金という呪縛から解放されたいというのもありますが、特に深い考えがあってつけた名前ではなく、3秒もかけずに、「よし!キャッシュマンでいいや!」と決めました。
以後、予想以上にホームページの反響が上がり、本の執筆依頼や雑誌の取材などが続々と来るようになり、ホームページの内容も徐々に充実化していくにつれて、キャッシュマンだけではちょっと寂しい、敬称をつけよう・・・などと思うに至り、あとからミスターという敬称をつけてミスターキャッシュマンとなりました。
ホームページ開設当初はBest FX Schoolを仕事にする気など全くなく、いい加減につけたペンネームだったわけですが、結果オーライで、非常に憶えてもらいやすく親しまれやすいので、我ながら気に入っています。
先ほど述べました通り、ホームページを開設した当初は、Best FX Schoolを仕事にしようという気持ちはありませんでした。
しかし、最初は片手間で夜中にひっそりと書いていたものが、いつの間にかアクセス数100万ヒットを超え、本も出版させてもらうまでに至りました。テレビや雑誌でも随分取り上げられました。
感想メールや相談めいたメールも毎日数十通来るようになり、その反響の大きさに驚きました。
問い合わせの代表的なものは、
- 素人が簡単にはじめられるものなのでしょうか?
- 取引口座も多種ありますし、為替はどこの通貨を利用して良いのかもわかりません。
- キャッシュマンさんのように知識もつけなければできないのでしょうか?
- もしよろしければ、御指導願えませんでしょうか?
- FX売買を教えていただけないでしょうか?どうかよろしくお願いします!
- 私は○○と言う将来の夢がありますのでFXでお金を稼ぎたいのです。
- FXの可能性のお話しを聞かせてもらえませんでしょうか。
などなど。
要するに「FXは難しいのですか?」ということと、「FXは稼げるんですか?」ということと、「FXを教えてほしい」という問い合わせの返信に追われるようになりました。
まず、「FXは難しいのですか?」という質問ですが、これはわざわざ私に聞くことでもないという気がしていました・・・。
次に、「FXは稼げるんですか?」という質問ですが、それで飯を食べている「専業トレーダ−」は日本中に数多く存在していますし、本業を別に持っていて、FXを副業としてやっていて、本業の収入の何倍も稼いでいる人もいっぱいいます。
なので、「稼げる人は稼げます」としか答えようがありませんでした。
そして、その上で気を付けないといけないのは、よくFX雑誌なんかに「これが稼げる方法だ!」とかいう記事を書いている人や、あるいは大々的なFXのセミナーを開いているような人で、本当にFXだけで十分な収入を得ている人は本当に少ないという話はよく耳に入ってきます。
つまり彼らは、初心者を対象にして、基本的なことを書いたり喋ったりすることで収入を得ているだけで、いわゆる「勝ち組への壁を越えた人」とは限らないのです。
なので、いくら彼らの話を聞いたところで、本当に実践で稼げる思考や手法などは身に付かないのです。
また、FXの情報商材についても気を付けないといけません。
全部がそうだとは言いませんが、詐欺的な商材は多いみたいですし、実際、そんなに稼げる方法があるんなら、人に販売なんてせずに自分でやって稼げばいいと思います。
私もたまにFXの情報商材のレビューサイトを読んだりしますが、そこに書いてあることを読めば、「あー、これじゃ稼げるわけないわ。」ということが一発でわかってしまいます。
なんでわかるかといいますと、FXというものの原理原則を苦労して身に付けた人間であれば、その原理に沿った方法かどうかと照らし合わせるだけで、その方法が本当に継続して稼げるものかどうかがわかるからです。
FXで負け続ける人というのは、やはり負け続けるような行動をしているし、逆に勝ち続けている人には、共通した思考法と行動があります。
でも、一度勝つための思考法と行動を確立さえすれば、将来に渡って莫大な利益を得ることが出来るという夢があるので、チャレンジする価値は十分あるのではないでしょうかと回答していました。
そして、最後に「FXを教えてほしい」ということですが、これが一番の難問でした。
はっきり言って、相当覚悟が必要ですし、安易に答えることが出来るものでもありませんでした。
このような問い合わせを頂いた方の中には、気軽なノリで「教えて下さい!」と書いてきた人もいれば、本当に切実な悩みを抱えた上で相談される人も沢山いました。
もちろん、そういう人に対しては、力になりたいという気持ちが芽生えてきました。
ただ、投資というのはお金を運用するという性質上、そこには責任というものが生じてきますし、それは極端な話、その人の今後の人生を左右することでもあるんです。
考えてもみてほしいのですが、FXで稼ぐ方法を教えるということは、その方に億万長者になる方法を教えることと同じ意味になるのです。それって、その方の人生を大きく変えるということになります。
例えば今、30万円を投資に回せるお金があなたにあるとすれば、その30万円を10年以内に1億円以上に増やす具体的な方法を教えることは出来ます。そして教えた通りの方法でやれば、誰でも簡単な方法で、そしてかなり高い確率で億を超える資産を作ることが出来るでしょうし、そこまでいけば毎年5千万円くらいは同じ方法で稼げるようになります。
これは決して大げさに言ってるのではなく、極めて現実的で控え目な数字です。そもそも、ごく一部の本当に凄い人は、5千万円くらい“毎月”稼いでいます。
ただ、いくらその方法を教えたからといっても、その人が教えた通りの行動を継続することが出来るかというと、なかなかそうはいかないんです。
人間というのは弱い生き物なので、お金が絡んだ上で一つのことを継続してやり続けることは本当に難しいのです。
それを本当の意味で「身に付ける」ためには、最低でも1年間くらいは一緒にやっていかないといけません。方法だけを教えて、「はい、終わり」では絶対に身に付かないことは、私の経験上間違いないからです。
じゃあ、1年間もやろうと思えば、お互い相当の覚悟が必要になってきますし、
私だって相応の報酬をもらわないとやってらんないし、真剣にやらないでしょう。
だから、「教えて下さい」と言われても、気軽に「はい、わかりました」と答えることが出来ませんでした。
そしていろいろと悩みましたが、私自身が本当に必要とされている方に対して、私独自の投資理論をもって築き上げた一つの手法を、伝授する場を持つことを決心しました。そしてこれからは、それを生きがいとすることを決意し、メールセミナーというかたちで実現したのがBest FX Schoolなのです。
おかげ様でBest FX Schoolを開講してから、私と数名の優秀で賢くて誠実なスタッフ数名とともに切磋琢磨しながら、受講生が200名突破しました。そして現在に至ります。
私の現在の活動は、「求めがあるからやっている。求めがある限りは続ける。でも、求めがなくなったらすぐ辞める」と思っています。この言葉に嘘偽りはありません。求めがないのにそこにあぐらをかいてしがみつきたくはありません。
でも、もっと本心を言えば、「このBest FX Schoolでの億万長者を輩出する活動。自分自身の分身のように感じるようになってきました。願わくば、これからも時代の変化に応じて自分自身も変化・成長していきながら、求められ続ける存在でありたい。そして長く継続していきたい・・・」と思っています。
そのの生きがいであるBest FX Schoolの方はとても順調です。受講生の方たちの皆さんは「10年後の億万長者」となっている自分の姿を、かなり現実味を帯びて実感してくれています。
実際の受講生の成績も、FXなど一度もやったことがない人ばかりなのに、受講後4カ月を経過したあたりから9割の方がプラス収支となるようになっています。そしてマイナス収支となった人は例外無く全員がルール通りにやっていないためにマイナスとなっているだけであり、今後数か月間続く実践練習期間を経れば、確実に億万長者への道を正しく歩むようになります。
やはり、正しい道を継続的に説く人間がいないと、人は弱い生き物なので道を踏み外してしまうものだということが、Best FX Schoolはじめてみてさらに実感するようになりました。
私がその役を演じることが出来るというのは、まぎれもなく生きがいと呼べるものでしょう。
“個”よりも“公”を大切に。
そして“自分”よりも“未来の世代”を優先する。
日本男児であるならば、常にそういう生き方をしたいものです。
それではまたBest FX Schoolでお会いしましょう。ありがとうございました。