スワップとは

2016年5月20日

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高金利の通貨を買えば「利息」がもらえる

外貨預金の魅力は、より金利の高い外貨で預金することで、インカムゲインが得られることですが、FXにもこのインカムゲインがあります。

これは金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買ったときのみ得られるもので、スワップ金利」といいます。

現在、日本は史上まれに見る低金利の状態にあります。日本円を売って、より高い金利の通貨を買えば、その金利差分だけの利息を受取れるチャンスです。

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たとえば、A国の通貨(金利1パーセント)を売却して、B国の通貨(金利3パーセント)を買う場合、A国の金利分を支払い、B国の金利分を受け取ることになります。A国の金利が1パーセントなので、差し引き2パーセント分のインカムゲイン(利息) が得られることになります。

 

逆に金利差分を支払うケースも

レバレッジを利かせれば、スワップ金利にも反映されます。この金利差をスワップポイントといいます。少ない資金でもレバレッジを利かせれば、毎日たまるスワップポイントもそれなりにあてにできます。

注意しなければならないのが、逆に金利差分を支払わなければならないケースが出てくることです。高金利の通貨を売って、低金利の通貨を買った場合、金利差分の利息を支払うことになります。

スワップ金利ねらいでも儲かるのか?

低金利通貨を売って、高金利通貨を買えばスワップポイントが発生します。為替差益と合わせてダブルの利益が得られますが、スワップポイントはあくまでも小さな利益を積み重ねるものですので、為替が大きく変動する局面では、その利益を一気に失うこともありえます。