7月11日〜7月15日の収支

この3週間の相場の動きを改めて観察してみると、英国のEU離脱が決定した6月24日から一気に円高方向に進み、一時はドル/円が100円を切る事態となりました。かと思えば今週からは一気に円安方向に戻り、まるでジェットコースターのような動きを相場が見せています。

さて、この3週間の一連の動きから、とても大事な相場の真理を知ることが出来ます。それは、「相場を読んで勝つことなど、出来るわけがない」ということです。

株でも為替でも、専門家や評論家はこの3週間の相場の一連の動きを「安全資産の円に買いが集中して・・・」とか、「英国の離脱騒動も一旦収まり・・・」などと盛んに論じていますが、それらは全て後から「あーだから、こーだから」と言っているに過ぎません。そもそも、その瞬間に大枠での下落トレンドの流れなんて読めるはずがないし、また、2週間後にチャートが大きく上方向に伸びたことだって、「そんなもん、読めるかい!」の世界なのです。

でしたら出来ることは、「運用ルールを貫き通す」しかないのです。それが出来ない(あるいは知らない)大多数の人は、大体2~3年で資産を無くして投資の世界から退場していくのがお決まりのパターンです。

一方、運用ルールを愚直に貫き通している人は、勝ったり負けたりを日々繰り返し、何度も損切りに引っ掛かりながらも、なぜか資産は無くならないし、それどころか資産は徐々に増えていきます。それは“興奮”とか“確信”とは無縁のものであり、刺激的ではないだろうし、やもすると運任せのようで、日々不安を感じながらの作業となってしまうかもしれません。

しかし、相場に“確信”などは存在しない以上、虚構に過ぎない“確信”を追い求めるわけにはいかないのです。英国のEU離脱から今週にかけての相場は、非常に難しい判断を強いられる荒れ場だったと感じます。でも、その難しい相場に対して散々悩んだ末に出した判断などは大した意味を持たず、結局は運用ルールを貫き通すことが大事なんだということを改めて認識することが出来たこの3週間の相場だったと思います。

日付 ポジション
12時
ポジション
24時
7月11日
(月)
スルー ユーロ/ドル
7月12日
(火)
スルー スルー
7月13日
(水)
スルー ユーロ/ドル
7月14日
(木)
ユーロ/円
スルー
7月15日
(金)
スルー  
週間成績(pips) トータル収支(pips)
38.13pips1282.1pips

※当収支は、到達度4での運用データ(ユーロ/円,ドル/円,ポンド/円,ユーロ/ドル混在)となります。